にっき(ブログ名考え中)

アラサーの趣味と妄想の話、ときどき日常

渋谷すばるが脱退するとか

ある日の夜、母が「すばる脱退するの?」と聞いてきた。
彼女はLINEニュースをよく見ていて、特に信憑性もない記事の真否を私に尋ねてくることがよくある。

オイオイ、また謎の事実無根記事に踊らされるとるやん……
その時の私はそう思って、「ありえんわ」と返した。

Twitter上でも、ガセネタだと一蹴されていたし、10年以上関ジャニ∞というグループを応援してきた私からしたら、このタイミングでメンバーの誰かが自発的に脱退するなんて考えられなかった。
メンバーが減る大変さも、遣る瀬無さも、ファンの反応も、実際に体験している関ジャニ∞
同じYOU&Jというくくりでも、9人が4人に、6人が3人になったグループを間近で見ていた関ジャニ∞

そして、関ジャニ∞というグループを誰よりも大切に思っている7人だからこそ、そこから誰かが抜けるなんて選択をするはずがないと漠然と思っていた。



その数日後。
朝ダラダラとルパンレンジャーVSパトレンジャーを観ていたら、再び母が「関ジャニ∞のメンバーから大事なお知らせってメールがきた。なんやろう」と言ってきた。

私は10年以上の古参eighterだが、恥ずかしながらファンクラブに入っていない。
元々友人がチケットを取ってくれていたし、その後は母がファンクラブに入ったのでそこに任せており、私自身は特にファンクラブに入らずともコンサートに行けたし、会報的なものにも興味がなく、ずっとそのままきてしまった。

なのでそういったお知らせは常に母を通じて情報を仕入れていた。


"関ジャニ∞のメンバーからの大事なお知らせ"
その言葉に、寝ぼけていた頭がスッと冷えたように感じた。

いやいや。まさか。でもこのタイミングで?
大事なお知らせ? ありえない。でも……

メールを見てから、お知らせが掲載される11時までの約1時間。
何度も何度も色々な事を考えて、Twitterを見て、色んな人の意見を見て、落ち着かない気持ちで過ごした。
私はファンクラブに入っていないので、直接お知らせを見ることができない。
なので10:55から何度もTwitterを更新して、情報を待った。

みんながみんな、嫌な予感を振り払おうと必死でポジティブな想像を呟いていた。
エイトだもん、週刊誌の件をおもしろおかしく否定するんじゃない?
大多数の人がそんなことを考えていた。
私もそうだと良いと思った。


11時。
お知らせを見た人がTwitterで呟くまでの2分ほどの短い時間がとてつもなく長く感じた。



結果、目に入ってきたのは

渋谷すばる、グループ脱退、事務所退所


全く受け入れられなかった。
でも、受け入れられないからこそ、「マジか」と軽く飲み込んだ。

マジか〜……すばる脱退とかやばくない?
ツアーどうするん? てかなんで脱退なん?


そんな風に考えて、でもまあそう決まったなら仕方ないかな、なんて呑気に考えた。

たまたま11時に電話をしていた母は、まだそのお知らせを見ていない。
渋谷担なのは私ではなく母なので、彼女はどう受け止めるんだろう、ショックを受けるかな……と心配になった。
通話を終えた母に、お知らせを見るように伝える。
横に座って、二人で画面を見た。


お知らせはすばるの文から始まる。
何も言わずにスクロールして、そのお知らせを読み進める母。
ふと母を見ると、目に涙をいっぱい溜めていた。
私と目が合うと、クシャッと顔が歪んでその涙が零れた。子どものように泣く母を初めて見た。
本当に幼い子どものように、顔を顰めて声をあげながら泣き出した。それを見て私も泣いた。
さっきまで「マジか〜、脱退か〜」と軽く受け止めていたはずなのに、急にとてつもなく悲しくて悔しくてたまらなくなって、二人で声をあげて泣いた。

本人の言葉もメンバーの言葉も読んだ。
会見の記事も読んだ。


全く受け入れられない。



なんで?


その一言に尽きる。

彼が音楽を大切に思っているのはeighterなら誰でも知っている。
いつかすばるはソロでやりたいって言い出すんじゃないかと思ったことは何度もある。
同じようにそう思って、直接彼に問う人もいた。
でも、彼は決まってそれを否定した。
「グループを抜けることはない」「関ジャニ∞を辞めることはない」

そして、彼はいつも、「関ジャニ∞というアイドルグループをやっています」と言っていた。
"関ジャニ∞"であることに誇りを持っていてくれた。
ファンに"eighter"という呼称をくれて、大切にしてくれた。
eighterが∞を、∞がeighterを、大切に思っていると思わせてくれた。


ただ漠然と、関ジャニ∞は7人で続いていくと思っていた。思わせてくれた。



でも現実はそうじゃなかった。


私は女性アイドルも好きなので、何度もアイドルの卒業を見てきた。
でも、女性アイドルはいつか終わりがくるものだと最初から受け入れていた。それが良いか悪いかは今は置いておきたいが、とにかく"いつか卒業する"ということを前提に応援しているアイドルと、ずっと続いていくと思っているアイドルでは"メンバーが抜ける"ということの重さが違う。



すばるが事務所とどのような話をしてどのような結論になったのか、詳しくは分からない。
ただ、与えられた限りの情報では、彼はもう私たちの前に出てきてくれることはないし、関ジャニ∞渋谷すばるの歌を直接聴くことは、現時点ではもう不可能ということだ。

彼はツアーに参加する意思を持っていたようだけど、事務所はそれを良しとせず、彼もメンバーもそれを受け入れた。
私たちファンだけは、それを受け入れられない。


前回の全国ツアー、そこに参戦した誰もが、7人の関ジャニ∞の歌を聴けるのが最後だなんて思ってもいなかった。
3月にツアーの告知があった時、また今までのように7人の関ジャニ∞の音楽が聴けるとみんな思っていた。


アイドルだから、芸能人だから、自分の夢を追ってはいけないなんて思わない。
1人の人間だから、道理に反していないなら何をしても許されるはず。

でも、関ジャニ∞の15年、私の12年、それ以前から応援しているeighterたちの十数年。

それは、そんな簡単に"辞める"という事実を受け入れられるほどのものじゃない。


せめて、私たちがきちんと気持ちに区切りをつけて、メンバーたちと同じように
「すばる、今までありがとう。これからは自分の夢に向かってがんばれ‼︎」
と、笑顔で送り出せるような機会を設けてほしかった。
渋谷すばるの、関ジャニ∞としての最後のツアーを走り抜けてほしかった。


事務所の退所日は年末と聞いた。
それまで、渋谷すばるが、関ジャニ∞がどのような活動をするのかはわからない。

でも、eighterのことを大切に思ってくれる彼らだからこそ、私たちに気持ちの区切りをつけられる機会を設けてくれることを心から願っている。


ただ思っていることを書きなぐっているだけなのでまとまりのない文章ですが、もし読んでくれた方がいたら本当にありがとうございます。

私はまだ受け入れられないけれど、受け入れられなくてもいいと思う。
でもきっと夏のツアーは見に行くし、今後も関ジャニ∞を応援する。
eighterだから。